[ソーントンマナー(英国) 10日 ロイター] - 英国のジョンソン首相とアイルランドのバラッカー首相は10日、チェシャー州のソーントンマナーで会談し、英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、合意に向けた道筋が見いだせるとの見解で一致した。
両首相は共同声明で「合意に向けた道筋が見いだせるとの見解で一致した。合意が関係者すべての利益であると引き続き確信している」とした。その上で「今後も協議を継続し、当局者は集中的な対応を続ける」とした。
アイリッシュ・タイムズ紙の政治エディター、パット・リーヒー氏は、ジョンソン首相は今回の会談で大幅な動きをみせたと指摘。これを受け、英ポンドは対ドルで1%上昇した。
ただ離脱期限を31日に控える中、EU外交官の間では合意が得られるか懐疑感が広がっており、ジョンソン首相は離脱期限の延長を受け入れざるを得なくなるとの見方が出ている。