💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

トランプ氏の強要なし、米選挙関与調査の用意も=ウクライナ大統領

発行済 2019-10-11 11:28
© Reuters. トランプ氏の強要なし、米選挙関与調査の用意も=ウクライナ大統領

[キエフ 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、トランプ米大統領から強要は受けなかったとした上で、2016年米大統領選にウクライナが関与した可能性やバイデン前米副大統領の息子が勤務していたガス会社に対する調査を開始する用意があると語った。

トランプ大統領が7月に行ったゼレンスキー大統領との電話会談で、同国への軍事支援と引き換えに来年の米大統領選で対抗馬になると目されるバイデン氏の調査を行うよう圧力を掛けたとして、米下院ではトランプ大統領弾劾に向けた調査が進められている。

ゼレンスキー氏はキエフのフードコートで、記者団に順番に質問に応じるという異例の形式で14時間にわたり会見を開いた。ノーネクタイ姿で、ウクライナ語、ロシア語、時には英語を使い記者の質問に答え、全てのインタビューが終わったのは、真夜中を過ぎていた。

会見では、東部で続く親ロシア派武装勢力との紛争解決への取り組みや、ゼレンスキー氏とロシアのプーチン大統領との関係なども話題に上がったが、質問の大半はトランプ政権と同氏の関係に集中した。

ゼレンスキー氏は、7月の電話会談および9月の首脳会談で、トランプ大統領から強要はなかったと言明。7月の電話会談では米国が対ウクライナ軍事支援を保留したこについて認識しておらず、後に国防相から知らされたため、9月にポーランドでペンス米副大統領と会談した際に問題について伝えたと述べた。

また、7月の電話会談は首脳会談の設定が目的だったとし、首脳会談の開催に何ら条件はなかったと説明した。

同時に、バイデン氏の息子ハンター・バイデン氏が取締役を務めていたウクライナのガス会社ブリスマに対する合同調査に着手する用意があるとしたほか、「16年米大統領選へのウクライナの関与についても調査する用意があるが、実際に関与があったということが確認されなければならない」と述べた。

元コメディアンで、4月の大統領選では政治経験のないまま地滑り的な勝利を収めたゼレンスキー氏だが、ワシントンで繰り広げられるトランプ氏と野党民主党の政治的な争いに不本意ながら巻き込まれている。

© Reuters. トランプ氏の強要なし、米選挙関与調査の用意も=ウクライナ大統領

ウクライナ検察当局は先週、プリスマの創業者に対する過去の捜査を再検証する方針を表明。ハンター氏が不正を働いた証拠は確認していないとも指摘した。

バイデン氏は前日、同問題を巡り「トランプ大統領は弾劾されるべき」と述べ、初めてトランプ氏弾劾について公言した。

※内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます