[サンパウロ 10日 ロイター] - ブラジルのクリスチナ農相は10日、同国は世界貿易におけるシェアを現在の7%より拡大することを目指すと述べ、新たな貿易協定の締結を通じて実現する可能性があるとの見方を示した。
同相は当地で行われた国際投資会合で、同国は、南米南部共同市場(メルコスル)と、カナダ、日本、シンガポールなどの国との間で貿易協定を成立させたい考えだと述べた。
また市場への相互アクセス拡大を通じ、米国と貿易関係強化を計りたいとした。
同相は、「ブラジルは多くを輸出しているが輸入はわずかにとどまっている。貿易は双方向のものだ」と述べた。
一方、中国以外に大豆などの製品の輸出先を見つけることも優先課題と指摘した。