[リガ 11日 ロイター] - ドイツのクランプカレンバウアー国防相は11日、ラトビアの首都リガで記者会見し、ロシア・ガスプロムが主導する欧州向けガス・パイプライン事業「ノルドストリーム2」の現状を踏まえると、建設を中止できると考えるのは非現実的だと述べた。欧州諸国と米国はこの計画に反対している。
クランプカレンバウアー氏は、ドイツのエネルギー供給確保においてノルドストリーム2は重要な要素だと指摘。また同パイプラインに関する法的枠組みには、ウクライナの保護策が盛り込まれる必要があると述べ、従来のドイツの立場を繰り返した。
ノルドストリーム2は、バルト海を経由してロシア産ガスを欧州に運ぶライン。ウクライナは完成によって、ガス輸送の経由地から外されることを懸念している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191014T051458+0000