[シンガポール 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反落。オーバーナイトでは米原油在庫が予想外に減少したことを受けて2%超上昇したが、投資家の間では需要見通しを巡る懸念がくすぶっている。
0111GMT(日本時間午前10時11分)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.39ドル(0.6%)安の1バレル=60.78ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.46ドル(0.8%)安の55.51ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した10月18日までの週の米原油在庫は170万バレル減と、市場予想の220万バレル増に反して取り崩しとなった。
ただ、キャピタル・エコノミクスのキーラン・クランシー氏はリポートで「米経済や世界経済に対する逆風が今後数カ月間に強まる可能性が高いことを踏まえると、需要の強さを巡る懸念が再燃するのに時間はかからないだろう」と指摘した。