[アブダビ 13日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は13日、米国のシェールオイルについて、来年に供給の伸びが鈍化するとの見方を示した。
来年の原油供給量は下方修正される公算が高いとし、一部の米シェールオイル企業の生産は日量30万─40万バレルの伸びにとどまると指摘。「OPEC非加盟国の供給は2020年にかけて大きく修正されるとみており、特に米国のシェール油田が中心になる」と述べた。
また、OPECとロシアなどの非加盟国が来年も減産を継続することに自信を示し、世界経済のファンダメンタルズはなお力強いと述べた。
この日の原油先物の清算値は、北海ブレント (LCOc1)が0.31ドル(0.5%)高の1バレル=62.37ドル。米WTI (CLc1)が0.32ドル(0.6%)高の57.12ドルだった。