💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

OPEC、来年の供給過多見通しを縮小=月報

発行済 2019-11-15 04:11
更新済 2019-11-15 04:15
OPEC、来年の供給過多見通しを縮小=月報
LCO
-

[ロンドン 14日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は14日に公表した月報で、来年は供給過多の縮小が見込まれているものの、OPEC非加盟国の生産増を受けOPEC産原油に対する需要は減退するとの見方を示した。OPEC加盟国と非加盟産油国で構成されるOPECプラスが12月5─6日にウィーンで開く会合で協調減産の延長を決定する論拠となる可能性がある。

OPECは来年のOPEC産原油の需要は平均で日量2958万バレルになると予想。今年の予想からは日量112万バレル少ない水準となる。

ただOPECは来年の経済と原油需要の見通しは維持し、これまでより楽観的な見方を表明。「米中通商問題の改善、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る合意、日本の財政刺激策を巡る兆しが出ているほか、主要新興国の急速な減速も安定化しており、成長見通しは現時点の予測で落ち着く公算がある」とした。

在庫については、先進国で9月に減少したと表明。ただ、OPECが指標とする5年平均をなお2800万バレル上回っているとした。

このほか、原油価格の上昇で米シェールオイルなどOPEC外の生産が増大したと指摘。ただOPEC非加盟国の供給の伸びは来年、日量217万バレルになるとし、従来予想から日量4万バレル引き下げた。

OPECの10月産油量は日量94万3000バレル増の日量2965万バレル。この水準が維持され、その他の条件は一定と仮定すると、来年は日量7万バレルの供給過多が発生する。サウジアラビアの石油施設に対する攻撃発生前の9月の月報では、日量34万バレルの供給過多が発生するとの見方が示されていた。

OPEC月報の公表を受け、北海ブレント先物 (LCOc1)は1バレル=63ドル近辺で安定的に推移。

OPECプラスは今年1月1日から日量120万バレルの協調減産を実施。7月に来年3月まで延長することを決定した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます