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原油先物は反発、新型肺炎の影響緩和へ産油国が減産拡大検討

発行済 2020-02-05 11:27
更新済 2020-02-05 11:29
原油先物は反発、新型肺炎の影響緩和へ産油国が減産拡大検討
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[シンガポール 5日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反発。新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要への影響を緩和するため、主要産油国が一段の減産を検討していることを好感した。

0127GMT(日本時間午前10時27分)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.44ドル(0.8%)高の1バレル=54.40ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.42ドル(0.9%)高の50.03ドル。

OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4日、ウィーンで合同専門委員会(JTC)を開き、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が世界の原油需要や経済成長に与える影響を協議した。OPEC筋によると、会合には在ウィーン中国国連事務局の王群代表も招かれ、対応策を話し合った。

OPECプラスは協調減産の規模拡大や、政策会合の開催時期を3月から2月初めに前倒しする可能性を検討している。

ムーディーズ・アナリティックスは5日のリポートで「現行の価格水準では、生産者は近く生産や投資の削減に踏み切るだろう」と指摘。「(ウイルスによる)経済への打撃を踏まえると、価格が早期に回復する見込みは小さい」との見方を示した。

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