[北京 25日 ロイター] - 中国共産党が禁書にした書籍を扱っていた香港の書店経営者、桂民海氏に対し、寧波市中級人民法院は24日、禁錮10年の刑を言い渡した。海外に違法に情報を流していたというのが理由。
香港では2015年10月から12月にかけて、共産党指導部に批判的な書物を扱っていた書店関係者5人が姿を消した。桂氏はそのうちの一人で2018年に本土警察に身柄を拘束された。
桂氏はスウェーデン国籍を持っていたため、同氏の拘束は、中国とスウェーデンの外交関係にも影響した。スウェーデンは同氏の釈放を要求し、中国は内政問題に干渉するなと警告していた。