[メキシコ市 13日 ロイター] - スイスの金融大手UBSは、メキシコの「新型コロナウイルスに対する政策対応は世界で最も脆弱なものの1つ」とし、同国の経済成長率予想を従来から引き下げ、2020年はマイナス7.6%になるとの見方を示した。
UBSの従来予想はマイナス3.5%だった。下方修正後の成長率予想は、1980年代の債務危機や95年のいわゆるテキーラ危機、07─09年の世界的な金融危機時の落ち込みを上回っている。
UBSは顧客向けノートで、米経済が20年にマイナス6%成長になるとし、メキシコの主要な製造業の輸出部門に影響を与えるとした。
またメキシコ中央銀行には利下げ余地があり、年末までに現行の6.50%から4.25%に引き下げられると予想した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200413T210820+0000