[メルボルン 28日 ロイター] - 28日アジア時間の原油先物は上昇。米国の追加刺激策による原油需要押し上げ効果への期待があるほか、ドル安を受けて原油のドル建て取引価格の割安感が強まり、買いが先行している。
0118GMT(日本時間午前10時18分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.35ドル(0.8%)高の1バレル=43.76ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.27ドル(0.7%)高の41.87ドル。
米上院共和党は27日、総額1兆ドル規模の新型コロナウイルス追加対策法案を発表した。
これに加え、米連邦準備理事会(FRB)は28─29日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、ゼロ金利を当面維持する方針を再表明すると予想されている。
アクシコープの市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏はリポートで「原油価格は引き続き、ドル安を促すFRBのハト派的政策に支援されるだろう」と指摘した。
米国内の新型コロナ感染者の急増を背景に、主要通貨に対するドル指数