[31日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は上昇し、月間ベースでも値を上げた。5月の米国の生産削減が過去最大になったことを受けた。
清算値は、北海ブレント先物 (LCOc1)が0.37ドル(0.9%)高の1バレル=43.31ドル。米WTI先物 (CLc1)は0.35ドル(0.9%)高の40.27ドルだった。
ブレント原油は4カ月連続、WTIは3カ月連続の上昇となり、ともに新型コロナウイルス流行によるロックダウン(都市封鎖)が世界で導入された4月の急落から持ち直した。
米エネルギー情報局(EIA)は31日、国内原油生産量が5月に急減し、日量200万バレル減の1000万バレルになったと発表した。
これについて、プライス・フューチャーズのアナリスト、フィル・フリン氏は「将来的に市場が逼迫化することを示唆しており、経済が好転すれば需要を満たすのが難しくなるだろう」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200731T214759+0000