[3日 ロイター] - 米石油・天然ガス開発のマラソン・ペトロリアム (N:MPC)が3日発表した第2・四半期決算は、損失額が予想を下回った。ガソリン需要などが新型コロナウイルス危機による落ち込みから回復した。
第2・四半期の調整後損失は8億6800万ドル(1株当たり1.33ドル)。アナリスト予想は1株当たり1.75ドルの損失だった。
同社は前日、ガソリンスタンド部門「スピードウェイ」について、現金210億ドルで、セブン&アイ・ホールディングス (T:3382)傘下のセブンイレブンに売却したと発表。この日は、スピードウェイの売却益をバランスシートの強化や株主還元に充当するとし、株価は序盤の取引で約3%上昇した。
ただ、アナリストからは、米全土での新型コロナ感染者急増により需要回復が驚異にさらされているとの指摘も出ている。
ヘニガン最高経営責任者(CEO)は「当社の製品やサービスへの需要は、特に西海岸と中西部で大幅な落ち込みが続いている」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200803T161703+0000