[ワシントン 16日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は16日、米国は対イラン制裁を来週復活させるために国連に戻り、制裁が確実に実施されるように必要なあらゆることを行うと述べた。
ワシントンでのラーブ英外相との共同記者会見で、「われわれは制裁復活に向け国連に戻る。そして、武器禁輸は来週にも恒久的なものになるだろう」と指摘。米国がどのように制裁復活を達成するのか、制裁を再実施しない国にどのように対応するのかとの質問には、「制裁が確実に実施されるように必要なあらゆることを行う」と応じた。
ポンペオ米国務長官は先月20日、安保理宛ての書簡で、イランが2015年の核合意の柱となる制限措置の多くに違反しているとし、「スナップバック」と呼ばれる制裁復活手続きを開始すると通知。30日以内に反対決議が採択されなければ、9月19日付で対イラン制裁が復活する見通しだったが、安保理を構成する15カ国のうち13カ国が反対した。