[テルアビブ 25日 ロイター] - イスラエルは25日、新型コロナウイルス感染拡大の抑制に向け18日に3週間の予定で導入したロックダウン(都市封鎖)の強化を決定した。
イスラエルは1回目のロックダウンを3月下旬に導入。5月に解除したが、感染再拡大を受けて今月18日に2回目のロックダウンに踏み切った。強化を受け、外出制限のほか営業停止などの措置が取られている。
財務省のチーフエコノミスト、シラ・グリーンバーグ氏は、今回の3週間のロックダウンによる経済コストは110億─120億シェケル(32億─35億ドル)に上ると予想。
イスラエル中央銀行は今回のロックダウンのうち、強化後の25日から2週間の経済コストが約100億シェケルになるとし、延長された場合は毎週約90億シェケルのコストが発生すると試算している。
イスラエルではここ数週間、感染が急拡大しており、25日の新規感染者数は8000人を超え、過去最悪を記録した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200925T160329+0000