[16日 ロイター] - 関係筋によると、トランプ米大統領の熱烈な支持者であるコーリー・スチュワート氏が、商務省の新設ポストに起用された。トランプ政権の任期終了まで対中強硬政策を推進するという。
スチュワート氏は国際貿易専門の弁護士で、2018年にバージニア州上院議員選で共和党候補として民主党現職に挑んだが、敗北した。
商務省に新設されたポストは輸出管理担当第1副次官補で、スチュワート氏は現政権の任期が終了する来年1月20日まで、このポストを務める見通しという。
商務省の報道官は人事に関するコメントを控えた。ホワイトハウスおよびスチュワート氏もコメントを控えた。
関係筋によると、省庁で側近の忠誠心を確保するようトランプ氏から要請されたジョン・マッケンティー氏がトップを務める大統領人事局がスチュワート氏を採用した。
スチュワート氏の役職は、マシュー・ボーマン輸出管理担当副次官補よりも上のポストとなる。トランプ政権の大半で輸出管理担当次官補を務めたリチャード・アシュー氏は7月に退任している。アシュー氏は中国問題で穏健派として知られていた。