[ロンドン 12日 ロイター] - 英国は12日、すべての50歳以上に対し、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えた。英国は9つのグループを優先的な接種対象として指定し、4月15日までに1回目の接種を終えるとしていた。
英国は、人口に対する1回目の接種比率がイスラエルに次いで世界で2番目に高い。
政府は9つのグループを優先対象に指定。50歳以上の人たち、基礎疾患者、医療・介護の従事者などが含まれる。
ジョンソン首相は「新たな重要な節目を通過した」との声明を発表。「今度は2回目の接種を完了させるとともに、7月末までにすべての成人に1回の接種を提供する目標達成に向けて前進する」と説明した。
4月のワクチン供給が3月を下回る中、政府は優先グループの2回目接種を確実に実行するため、1回目接種のペースを抑制している。
首相官邸は7月31日までに全成人への接種を完了できる状況は変わっていないと説明。次は40代後半が対象になる予定だが、最終決定は下されていないとした。