[サンサルバドル 14日 ロイター] - 米国際開発庁(USAID)のサマンサ・パワー長官は14日、米国はエルサルバドルからの移民抑制のため、同国に1億1500万ドルの支援を行うと表明した。
長官は同地の大学で行われた移民に関する会合でこの政策を発表し、「われわれは、若者たちの機会を拡大し、暴力を逃れる支援を行うため、中米諸国と協力していける」と述べた。
支援の内訳は、治安維持に5000万ドル、女性に対する暴力対策のプログラムに3500万ドル、および職業訓練に3000万ドル。
USAIDはまた、新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)の影響を受けているグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルの中小企業を対象に、1200万ドルの支援を提供するとしている。
米政府は先に、中米からの移民流入の根本原因への対策として40億ドルを拠出する方針を打ち出している。