[ワシントン 14日 ロイター] - 米下院のマージョーリー・グリーン議員(共和党、ジョージア州)は14日の記者会見で、新型コロナ感染対策のマスク着用義務やワクチン接種をナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)になぞらえた5月の発言を公式に謝罪した。
グリーン氏は「自分の言葉が人々を傷つけるものだったことを認識している。このことについて、とても申し訳なく思う」と語った。
発言を巡っては一部民主党議員が問責決議を要求し、共和党の議会上層部からも批判された。
同氏はトランプ前大統領への熱烈な支持を公言してきたほか、議員選出前は過激な陰謀論を信奉する「Qアノン」を公然と支持。今年2月には、民主党議員への暴力に同意する発言などが問題視され、民主党が多数派の下院が所属委員会からの除名を決議している。