[9日 ロイター] - 米国立気象局(NWS)の気象予報センターは月例予報を発表し、今後数カ月間にラニーニャ現象(東太平洋赤道付近で海面温度が低下する現象)が発生する可能性が高いとの予想を示した。
ラニーニャ現象は8─10月のシーズンに発生する可能性があり、70─80%の確率で来年1月まで冬季いっぱい続くとの予想を示した。
ラニーニャ現象が発生すると、米国南部で干ばつが、西部太平洋岸とカナダで豪雨や洪水が起こる可能性が生じる。
一方、エルニーニョもラニーニャも発生していない状態であるエルニーニョ・南方振動(ENSO)中立は、60%の確率で今夏(7─9月)いっぱい継続する見通しという。