[ブエノスアイレス 12日 ロイター] - アルゼンチンで、11月14日の議会中間選挙の前哨戦となる予備選挙が12日行われ、与党正義党(ペロン党)が苦戦している。
首都を含むブエノスアイレス州では、開票率84%時点で、保守系野党が5%ポイントの差でリード。同州は中道左派のフェルナンデス政権の支持基盤となっていた。
その他の地域でも与党は苦戦。コンサルティング会社マネジメント・アンド・フィットは「与党の得票は2019年(大統領選挙)より120万票少ない。11月も同様な結果となれば、フェルナンデス大統領の立場は非常に弱くなる」と述べた。
中間選挙では、下院で257議席中127議席、上院は72議席中24議席がそれぞれ改選される。
有権者の間では、長引く不況、深刻なインフレ、42%に達する貧困率に対する不満が広がっている。