[ブラジリア 24日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領は24日、ロシアのウクライナ侵攻を非難したモウラン副大統領を叱責し、東欧の危機について発言するの副大統領の仕事ではないと指摘した。
ボルソナロ氏は最近、ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談し、プーチン氏には平和的な意図があると述べていた。
24日に始まったウクライナ侵攻については発言しておらず、ツイッターへの投稿で現地に滞在するブラジル人への懸念に言及するにとどめている。
モウラン副大統領は記者会見で侵攻を非難。経済制裁だけでは不十分で西側は武力行使が必要になる可能性があるとの見解を示した。
ボルソナロ氏はインターネットの中継で支持者らに対し、ロシア・ウクライナ危機について発言できるのは大統領の自身だけだと強調した。
その上で、政府として危機の精査をまだ終えておらず、どのような対応を取るかは決定していないとした。