[バチカン市 28日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)は28日、ロシアとウクライナの戦争を終結させるため、両国の「対話を促進する」用意があると表明した。
バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿が複数のイタリア紙に「ロシアがウクライナに戦争を仕掛けたが、交渉の余地は常にあると確信している」と述べた。
駐バチカンのウクライナ大使は今月14日、ロイターとのインタビューでバチカンの仲介を受け入れる用意があるとし、バチカンは「非常に影響力があり、非常に精神的な会合の場になる」と述べていた。
パロリン氏は、見解の相違を解消する上で対話が唯一の「妥当かつ建設的な」方法だとし「教皇庁はここ数年ウクライナ情勢を常に追い、慎重かつ重大な配慮を持って、ロシアとの対話を促してきた。双方がそうした道を再び歩むために支援する用意が常にある」と述べた。