[メキシコ市 10日 ロイター] - メキシコで10日、ロペスオブラドール大統領の解職(リコール)の是非を問う投票が行われ、約90%が続投を支持した。ただ投票率は低い水準にとどまった。
選挙管理委員会が10日夜公表した暫定予想によると、ロペスオブラドール氏の続投支持は90.3─91.9%とみられている。
同氏はリコール投票を積極的に推し進めてきたが、投票率は17─18.2%と法的拘束力が生じる40%を大きく下回る見込み。
投票では「信頼の喪失」を理由に同氏への委任を取り消すか、任期が切れる2024年9月30日まで現職にとどまるべきかが問われた。ロペスオブラドール氏の勝利は確実視されていた。野党は大統領の宣伝活動と批判し、投票に行かないよう支持者に呼び掛けていた。