[14日 ロイター] - ロシア当局は14日、ウクライナ軍のヘリコプターがロシア西部のブリャンスク州の住宅を攻撃し、7人が負傷したと発表した。ロシア政府は、ウクライナによる一連の国境を超えた攻撃は報復攻撃の引き金になるとの姿勢を示している。
ロシア連邦捜査委員会は声明で「4月14日に重攻撃兵器を装備した戦闘ヘリコプター2機を用い、ウクライナ軍がロシア連邦の領空に不法に侵入した」とし、「低空飛行しながら、クリモボ村の住宅を少なくとも6回空爆した」とした。6棟の建物が損壊し、7人が負傷したという。
ロシア通信(RIA)は、保健省当局者の話として2人が重傷を負ったと報じた。
このほかロシア西部のベルゴロド州の州知事は、同州の複数の村が攻撃を受け、1人が負傷したと明らかにした。
ウクライナ国防省からコメントは得られていない。ウクライナ政府の情報統制センターは、ロシアの情報機関が「反ウクライナのヒステリーをあおるためのテロリスト行為」を実行していると非難している。