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豪、潜水艦契約破棄で仏と和解 5.8億ドル支払い=アルバニージー氏

発行済 2022-06-13 12:15
更新済 2022-06-13 12:18
© Reuters.  オーストラリアのアルバニージー首相は6月11日のシドニーでの記者会見で、同国が昨年にフランスとの次期潜水艦共同開発契約を一方的に破棄した件で、フランス政府系造船企業「ナ

[11日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は11日のシドニーでの記者会見で、同国が昨年にフランスとの次期潜水艦共同開発契約を一方的に破棄した件で、フランス政府系造船企業「ナバル・グループ」に5億5500万ユーロ(5億8358万ドル)の解決金を支払うことで和解したと発表した。

© Reuters.  オーストラリアのアルバニージー首相は6月11日のシドニーでの記者会見で、同国が昨年にフランスとの次期潜水艦共同開発契約を一方的に破棄した件で、フランス政府系造船企業「ナバル・グループ」に5億5500万ユーロ(5億8358万ドル)の解決金を支払うことで和解したと発表した。写真はシドニーで10日行われた記者会見で撮影(2022年 ロイター/Loren Elliott)

アルバニージー氏は、和解によってオーストラリアはフランスと未来志向の関係を築くことができると強調。声明では「この地域と世界全体でわれわれが直面する課題の大きさを踏まえれば、オーストラリアとフランスが再び結束し、われわれが共有する諸原則と利益を守っていくことが不可欠だ」と説明した。

さらにアルバニージー氏は「インド太平洋におけるフランスの役割と積極的に関与する態度にわれわれは非常な敬意を持っている」と語り、フランスのマクロン大統領からの招待に応じてパリ訪問を前向きに検討すると付け加えた。

オーストラリアは昨年、当時のモリソン首相がフランスへの通常動力の新型潜水艦発注を中止し、米英との新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」による原潜開発に方針を変更。フランス政府が激怒し、両国の外交関係がかつてないほど悪化した。

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