[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は28日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)の大使館再開を検討していると明らかにした。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国の間では、ロシアの侵攻で外交官を帰国させていた米国などにウクライナへの連帯を示すためキーウに大使館を戻す動きが見られ、オーストラリアも歩調を合わせる方向だという。
首相はマドリードで29・30日に行われるNATO首脳会議を控え、「現地で支援を提供できるよう、現地に駐在する。現在検討中で、今後数日から数週間で発表を行う」と述べた。
また、前線から遠く離れた中部都市クレメンチュクのショッピングモールに対するロシアのミサイル攻撃を非難。「これは民間の標的。ロシアによる違法な侵略において行われている残虐行為を裏打ちするもので、(侵攻が)停止されるべき理由だ」と述べた。攻撃により、少なくとも18人が死亡している。
オーストラリアは他の非加盟諸国と共にNATO首脳会議に招待されている。