[ロンドン 30日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は30日、同氏が女性ならウクライナを侵攻しなかったと述べたジョンソン英首相の発言を一蹴した。
プーチン大統領は訪問先のトルクメニスタンで記者会見し、英国のサッチャー元首相がフォークランド諸島に部隊を派遣したことに言及。「女性が軍事行動を決定している。ゆえに現状に対する英首相の隠喩は完全に正確ではない」とジョンソン氏の理屈に反論した。
ジョンソン氏は29日、プーチン氏によるウクライナ侵攻を「有害な男らしさの典型例」と表現し、強靭にみえるよう振る舞うプーチン氏の態度を揶揄した。
プーチン氏は当時の英国の行動を批判し、「サッチャー氏の行動を誘発したのは、帝国主義の野望と、その現状確認(への欲求)にほかならない」と語った。