[20日 ロイター] - ロシア首都モスクワの裁判所による20日のウェブサイト告知によると、ロシア政府は同国で最も古い人権団体の1つである「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」の閉鎖に動いている。同グループ幹部によると、活動はモスクワのみで行うとした当局認可への違反が理由とされているという。
同グループは冷戦さなかの1975年に欧州での基本的人権尊重などを盛り込んだ「ヘルシンキ宣言」が採択されたことを受けて、76年にアンドレイ・サハロフ博士ら著名な人権活動家らが創設。ロシアの人権侵害状況の年次報告書をまとめている。