[サンセバスチアン(ブラジル) 20日 ロイター] - ブラジル南東部で豪雨による洪水が発生し、20日時点で死者が40人に達している。当局によると、前日までに確認された36人に加えて4人の死亡が判明したが、さらに30人以上が行方不明となっており、死者が増えるとみられている。
ルラ大統領は閣僚らと共に被災地の沿岸都市サンセバスチアンを視察。地滑りや洪水発生の危険がある地域には今後住宅を建設すべきでないと述べるとともに、より安全な場所に住宅を建設して復興を支援すると言明した。また、政府は地滑りで破壊された道路など、主要なインフラ設備の復旧に務めなければならないと述べた。
豪雨がカーニバルの休暇と重なり、数千人がビーチに詰めかけていたことも、死者が増えた要因とみられている。