[6日 ロイター] - ミャンマーで、軍と少数民族武装勢力との間で激しい戦闘が発生し、約5000人が今週、国境を越えてタイに避難した。当局者の話やメディア報道で分かった。
タイの新聞などの報道によると、武装勢力がミャンマー南部のカレン州で軍の国境警備拠点を攻撃、交戦になったという。
2021年のクーデターで国家の全権を掌握したミャンマー軍事政権は、国内の広い地域で武装勢力の抵抗に直面。民主化運動を弾圧しているとして、国際社会からの非難が高まっている。
タイ政府筋や援助関係者によると、約5000人がタイのターク県に逃れ、地元住民が設置した仮設住宅に避難している。その多くが女性や子どもみられる。
ターク県当局は「ミャンマーでの戦闘から逃れた全ての人々に、人道主義の原則に従って安全を提供し、援助を与えるために関係機関と協力している」とした。