[ワシントン 2日 ロイター] - クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、太平洋の島国トンガで今月中に大使館を開設できるとの見通しを示した。太平洋地域で影響力を強める中国に対抗する取り組みの一環。上院外交委員会の小委員会で述べた。
バヌアツとキリバスでの大使館開設計画について両国と調整を続けていることも明らかにした。
米国務省は3月、バヌアツに大使館を開設する計画を発表。ソロモン諸島でも今年、約30年ぶりに大使館を再開した。
ソロモン諸島が昨年、中国と安全保障協定を結んで以降、米国やオーストラリア、ニュージーランドは中国が太平洋に軍事拠点を築く狙いではないかと懸念を強めている。