[1日 ロイター] - トランプ前米大統領が2020年大統領選の結果を覆そうとした罪で検察当局に起訴されたことを受け、24年大統領選で共和党候補指名を争う有力ライバル候補のうち2人が司法当局を批判した。
しかし、候補の1人でトランプ政権で副大統領を務めたペンス氏は起訴について、「自分自身を憲法を超越した存在と考える人物は決して大統領になるべきではない」という戒めになっているとの見解を示した。
首都ワシントンの連邦大陪審の起訴状によると、トランプ氏は議会によるバイデン大統領の勝利認定を阻止しようとした罪状などで起訴された。
共和党候補でトランプ氏に次ぐ人気を誇るデサンティス・フロリダ州知事はX(旧ツイッター)への投稿で、自身が大統領選に当選すれば「政府の武器化を終わらせ、FBI(連邦捜査局)長官を交代させ、司法で全ての米国民に単一基準を当てはめるよう図る」と表明。ただ、起訴状を読んでいないことも認めた。
別の候補でこのところ支持率が上昇している実業家のビベック・ラマスワミ氏もXへの投稿で、起訴が「非アメリカ的」だと批判。自身が当選すればトランプ氏を恩赦する考えを示した。