[香港 8日 ロイター] - 台風11号(ハイクイ)から変わった熱帯低気圧の影響で、香港は7日夜から8日にかけて記録的な豪雨に見舞われた。報道によると2人死亡、100人余りが負傷した。隣の中国広東省でも豪雨の被害が出ている。
香港気象当局は最高レベルの「黒色」暴雨警報を発令。香港証券取引所は8日の取引を中止した。学校は休校となり、労働者は自宅待機を指示された。警報は現地時間午後6時(日本時間午後7時)までに下げられたが、洪水への警戒が呼びかけられている。
前日からの大雨で香港島と九龍半島を結ぶ海底トンネルが冠水。鉄道網を運営する香港鉄路(MTR)によると、少なくとも1路線を運休し、他の路線では遅れが出ている。
中国気象当局によると、広東省の中部と南西部では大雨が9日未明まで続く見込み。
深セン市は12時間の降水量が465.5ミリと観測史上最高となった。地元メディアは、1日の降水量が500ミリを超える見通しだと伝えた。8日、市内の学校は全て休校となり、一部の地下鉄の駅が閉鎖された。