[北京/ワシントン 24日 ロイター] - 中国財政省は米国との経済作業部会の初会合を24日にオンラインで開催したと発表した。
両国がマクロ経済情勢や政策、2国間の経済関係や協力について「詳細かつ率直で建設的」な協議を行ったとした。
中国は自国が持つ懸念も表明し、双方が意思疎通を継続することで合意したという。
米財務省も23日、経済作業部会の初合合をオンラインで開催し、国内外のマクロ経済情勢について2時間にわたって協議したと発表した。「生産的で中身のある」会合だったとしている。
バイデン大統領と習近平国家主席は11月にサンフランシスコで会談するとみられており、両国政府は過去数カ月、準備作業を進めている。
米財務省は「今日、二国間の経済政策を巡る問題の進展を協議し進展を促す継続的なチャネルとなる経済作業部会の初会合を開催した」と表明。
両国の声明によると、協議では双方が「懸念分野」も提起したが、詳細は不明。協議には米財務省と中国財政省の高官が出席した。
経済作業部会はイエレン米財務長官の今年7月の北京訪問を受けて、先月発足した。同時に発足した金融分野の作業部会も25日に初回会合が開催される。