Yuliia Dysa
[27日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、東部での戦況について、ロシア軍はドネツク州の要衝アブデーフカを進攻しようとしたものの、少なくとも1旅団分の兵力を失ったと明らかにした。
ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー大統領は英国のスナク首相との電話会談で「ロシア軍はアブデーフカ包囲を何度も試みたが、ウクライナ軍が阻止し、ロシア軍は少なくとも1旅団を失った」と述べた。
ロイターは戦況を独自に確認できていない。ロシアからコメントは得られていない。
アブデーフカはロシアが制圧しているドネツク州の領域から約25キロの距離にあり、北、東、南側をロシア軍に包囲されている。米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は26日、ロシア軍はアブデーフカ近郊で大きな損害を受けたとし、長期的な攻撃能力が損なわれた可能性が高いとの見方を示した。