[29日 ロイター] - ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は週末、ウクライナとロシアの戦争について、前線がこう着状態に陥っており、両国はいったん腰を据えて戦争終結に向けた交渉を行う必要があると述べた。
国営ベルタ通信のウェブサイトに掲載された質疑応答形式の動画での発言。
ルカシェンコ氏は「両国がいずれも十分な問題を抱えており、全般的に状況はかなりこう着している」と指摘。「両陣営が真っ向から対立して死闘を繰り広げ、動きが止まっている。人々は死に続けている」と述べた。
ウクライナがロシアに自国領土から撤退を求めていることについて、「誰も死なないように」交渉の場で解決すべきだと主張。「以前言及したように、前提条件は必要ない。重要なのは『停止』の命令が下されることだ」と述べた。