
11日の外国為替市場は平穏なスタートを切った。11日はベテランズデーであったため、債券市場は休場となった。一方、株式市場は、トランプ米大統領の発言で関税に関する懸念が広がったことを受けて、軟調な展開となった。
週末に渡って、トランプ大統領は矛盾した発言を繰り返していた。同氏は、交渉は「非常にうまくいっている」と述べたが、一方でピーター・ナバロ大統領補佐官(通商担当)にとって納得できる合意内容でない限り、米国は中国との合意に応じないと発言した。ナバロ氏は、通商合意の一環として関税撤廃をすることはないと発言している人物である。米中貿易を巡る展開は、外国為替相場にとって最大のリスクであるため、投資家は目を見張っている。
以下が今週の外国為替相場で注目すべき5つのリスクである。
また、市場は米国によるEUに対する自動車関税に注目している。EU製自動車への関税は予想されていないが、トランプ氏の動きは予想がつかない。
パウエルFRB議長による半年に1度の議会証言は、今週最重要なイベントの1つである。他方、中央銀行関係者による発言は他にも予定されている。ほぼ全てのFOMCメンバーによる発言が予想されており、金融政策や経済について言及すると見られている。FRBは今年に入って3度利下げしており、12月に追加緩和に踏み切らないことは明らかである。また、パウエル議長は先月、利下げは保険的な措置であったことを明らかにした。その他にも、独連邦銀行ヴァイトマン総裁や、ニュージーランド準備銀行オア総裁、カナダ銀行ポロス総裁、豪準備銀行ブロック総裁補、豪準備銀行デベル総裁補佐の発言が予定されている。
11日にアウトパフォームした通貨は英ポンドとNZドルであった。英GDPや英貿易収支、英鉱工業生産は予想を下回る結果を示した。しかし、ナイジェル・ファラージ議員率いるブレグジット党は、保守党が議席を持っている317選挙区に立候補者を立てない方針を明らかにした。これを受け、ポンドは急騰した。市場は総選挙の動向に注目している。しかし、最新の経済指標は、ブレグジットのによる経済への悪影響を反映し始めている。第3四半期における英GDP成長率は予想を下回っており、前年同期比では減少している。鉱工業生産は引き続き減少しており、貿易赤字は予想を上回って拡大した。
エコノミストは13日にRBNZの利下げを予想している。一方、市場では60%の確率で利下げが織り込まれている。金融政策発表を前に、NZドルは値を下げて取引されると考えられる。また、RBNZが政策金利を変更しなかった場合でも、不確実性は依然として 高く、NZドルにおけるリスクは下方に存在する。
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