[30日 ロイター] - ロシア外務省は30日、ラブロフ外相が週内に予定されているトルコのフィダン外相との会談で、7月に失効した黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の代替案について協議すると明らかにした。
フィダン外相は8月31日から9月1日にかけてモスクワを訪問。ラブロフ外相と会談する。ロシア大統領府はトルコのエルドアン大統領も近くロシアを訪問するとしている。
ロシア外務省によると、ロシアは100万トンの穀物を割安な価格でトルコに輸出し、トルコで加工した上で、穀物を最も必要としている国に輸出する。黒海経由の穀物輸出合意に代替する最適な計画になるとしている。
ロシア外務省はこの計画にカタールが資金を提供するとしているが、カタールがどのようなインセンティブを持ってロシアの提案に参加するのかは、現時点で分かっていない。