[ロンドン 24日] - 英政府は24日、ロシアが軍事侵攻するウクライナを支援するため、デジタル貿易の障壁撤廃に向けた協議を同国政府と開始したと明らかにした。
英国は今年5月、ウクライナから輸入する全製品の関税を撤廃しており、現在、デジタル分野における貿易の円滑化を進めている。
トレビリアン英国際貿易相は「英国はウクライナと肩を並べており、同国が戦争終結後に近代的な経済を再建するのを支援するため、貿易の力を利用する」と説明。「ウクライナの雇用、生活、家族を守るため全力を尽くしてく」と表明した。
両国は、電子商取引(EC)や電子署名、その他の技術分野でデジタル貿易の効率化を目指す。
英貿易省によると、2020年のウクライナへのサービス輸出の 4分の3近くはデジタルで行われたサービス輸出だった。