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NY市場サマリー(14日)

発行済 2019-11-15 07:20
更新済 2019-11-15 07:21
NY市場サマリー(14日)

[14日 ロイター] - <為替> ドルが対円で下落。米中が「第1段階」の通商合意に手間取っているという報道やトランプ米大統領に対する弾劾調査を背景に、安全資産への買いが強まった。

円は0.39%高の108.4円。一時は10日ぶり高値に上昇した。スイスフランも対ドルで0.16%高。一方、ドル指数 (DXY)は0.22%安の98.159となった。リスクオフの動きを受けて債券価格が買われ、株式が売られたことも、ドルを押し下げた。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、米中が第1段階の通商合意に手間取っており、米国が対中関税を発動する12月15日までに合意できない可能性があると報じた。それによると、米国は中国側が知的財産権や農産品購入などで十分な譲歩をしていると考えていないという。

米国では13日、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査の公聴会が始まったが、ペロシ下院議長(民主党)はこの日、トランプ氏は既に贈収賄行為を認めているとの認識を示した。

この日発表された10月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.4%上昇し、4月以来6カ月ぶりの大幅な伸び。利下げ休止を示唆する米連邦準備理事会(FRB)の姿勢を後押しする内容になった。[nL4N27U4FH]

<債券> 米債利回りが低下。米中通商合意の可能性が見直されているほか、前週の米債価格の下げが急速かつ大き過ぎたとの見方から前週の債券価格の下げの反動も出た。この日は中国の経済指標も世界的な成長鈍化への懸念を高めた。[nL4N27U0WI]

米中通商合意を巡っては、FTが14日、米中が知的財産や農産物の購入、関税について交渉しており、最終合意に苦戦していると報じた。

取引終盤、米10年債利回り (US10YT=RR)は1.815%と、前日終盤の1.869%から低下した。

BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジストは「米債に対する大口売りの多くはテクニカル要因で、複数のサポートラインを立て続けに割り込んだ。ファンダメンタルズ面の材料を伴わない限り、この動きが持続するのは難しいだろう」と指摘した。

<株式> S&P総合500種 (SPX)が小幅に上昇し、最高値を更新して取引を終えた。ネットワーク機器大手シスコシステムズ (O:CSCO)のさえない業績見通しに圧迫された一方、小売大手ウォルマート (N:WMT)の好決算に支援された。

前日に最高値を更新していたダウ工業株30種 (DJI)は小幅安で終了。ナスダック総合 (IXIC)も小幅安で引けた。

シスコシステムズは7.3%急落。世界経済の先行き不透明感が一段と高まり、ルーターやスイッチなどネットワーク機器需要が低迷する中、第2・四半期の収益が予想に届かないとの見通しを示したことが嫌気された。[nL4N27U0AW]

シスコ株の下げは3指数の最大の重しとなったほか、S&P情報技術セクター (SPLRCT)を圧迫。同セクターは0.1%下落した。

ウォルマートは、通期利益見通しを上方修正。第3・四半期(8─10月)の利益や米既存店売上高が予想を上回った。[nL4N27U4C2]

同社株は一時、過去最高値に上昇。終値は0.3%安だった。ただ、同社の決算を受け、S&Pの小売株指数と一般消費財株指数 (SPLRCD)は上昇した。

<金先物> 米中貿易協議をめぐる不透明感などを背景に買われ、続伸した。中心限月12月物の清算値は前日比10.10ドル(0.69%)高の1オンス=1473.40ドル。中国の10月鉱工業生産など低調な経済指標も金の支援材料。さらに、外国為替相場で午後にかけて対ユーロでドルが下落したこともドル建てで取引される金塊の支えとなった。

<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報を受けて売りが優勢となり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.35ドル(0.61%)安の1バレル=56.77ドル。1月物は0.32ドル安の56.88ドルとなった。

石油輸出国機構(OPEC)のバーキンド事務局長は13日、2020年は米シェールオイル供給の伸びが鈍化するとの見通しを示した。また、米石油協会(API)が13日夕に発表した在庫週報によると、最新週の原油在庫は前週比54万バレル減少。世界的な需給均衡への期待が広がり、朝方の原油相場は堅調に推移していた。

しかし、EIAが14日午前に発表した原油在庫は220万バレル増と、市場予想(ロイター調査)の160万バレル増を上回る積み増しとなった。ガソリン在庫も120万バレル減の予想に反し、190万バレル増加。国内の産油量が過去最大となった。供給過剰懸念が再燃し、相場はマイナス圏に沈む展開に。

ドル/円 NY終値 108.39/108.42

始値 108.66

高値 108.69

安値 108.25

ユーロ/ドル NY終値 1.1021/1.1025

始値 1.0990 (EUR=)

高値 1.1027

安値 1.0990

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*18.00 2.3026% (US30YT=RR)

前営業日終値 100*17.50 2.3490%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*11.00 1.8221% (US10YT=RR)

前営業日終値 98*29.50 1.8690%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*12.50 1.6284% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*05.25 1.6760%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.38 1.5914% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*24.13 1.6280%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27781.96 -1.63 -0.01 (DJI)

前営業日終値 27783.59

ナスダック総合 8479.02 -3.08 -0.04 (IXIC)

前営業日終値 8482.10

S&P総合500種 3096.63 +2.59 +0.08 (SPX)

前営業日終値 3094.04

COMEX金 12月限 1473.4 +10.1

前営業日終値 1463.3

COMEX銀 12月限 1702.8 +11.5

前営業日終値 1691.3

北海ブレント 1月限 62.28 ‐0.09 (LCOc1)

前営業日終値 62.37

米WTI先物 12月限 56.77 ‐0.35 (CLc1)

前営業日終値 57.12

CRB商品指数 180.0875 ‐0.2245 (TRCCRB)

前営業日終値 180.3120 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191114T221949+0000

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