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NY市場サマリー(25日)ダウ反発299ドル高、ドル上昇

発行済 2020-06-26 06:33
更新済 2020-06-26 06:36

[25日 ロイター] -

<為替> 米国の複数州で新型コロナウイルス感染が急速に拡大していることを受けリスク選好度が低下し、安全資産としてのドルに買いが入った。米国と欧州連合(EU)との間の通商摩擦が高まっていることもリスク選好低下につながっている。

米国では新規感染件数が24日に3万6000人を超え、過去最悪だった4月24日に迫った。こうした中、テキサス州は25日、感染拡大抑制策の段階的な緩和を停止すると発表。市場では経済の急速な回復に対する期待が後退している。

この日発表の経済指標では、6月20日終了週の新規失業保険申請件数が148万件と前週から減少したものの、高水準にとどまった。また、5月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比2.3%増とプラスに転じたものの、3月と4月の大幅なマイナスを相殺するには至らなかった。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は0.18%高の97.41。ユーロは対ドルで (EUR)0.32%安の1.1214ドル。ドルは対円

<債券> 利回りが低下したものの、一時の水準からは戻した。市場では、新型コロナウイルスの感染再拡大とロックダウン(都市封鎖)による経済的打撃がピークを過ぎたことを示す経済指標の見極めが続いている。

米10年債利回り (US10YT=RR)は1.2ベーシスポイント(bp)低下の0.6724%。一時は0.656%に下げた。

米労働省が25日発表した6月20日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は148万件となった。前週の154万件(改定)からは減少したものの企業のレイオフは続いており、米労働市場が新型コロナウイルス流行の影響から回復するには数年を要する可能性が改めて浮き彫りとなった。

一方、米商務省が発表した5月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比2.3%増と市場予想を上回った。このほか、第1・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比5.0%減で改定値から変わらず、市場予想と一致した。

2年債と10年債の利回り格差 (US2US10=RR)は、ほぼ横ばいの49bpで推移した。2年債利回り (US2YT=RR)は1bp弱低下の0.1837%。

BMOキャピタル・マーケッツによると、この日実施された410億ドル規模の7年債入札は需要の高さを示した。

<株式> 上下に振れる展開となる中、前日の大幅な下げから値を戻し、ダウ平均株価 (DJI)は299ドル高で引けた。新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念材料となる一方、銀行ストレステスト(健全性審査)の結果公表を控え銀行株に買いが入った。

S&P500銀行株指数<.SPXBK>は3.6%上昇し、相場をけん引。前日の同指数は今月5日に付けた高値から19%低い水準にあった。ウェドブッシュ・セキュリティーズ(ロサンゼルス)の株式トレーディング部門責任者、マイケル・ジェームズ氏は「銀行株は大幅に出遅れていたため、今晩の銀行ストレステスト結果発表を控え、リスク・リワードバイアスはプラスになっている」と述べた。

ただ、米国では西部と南部を中心に新型ウイルス感染が拡大しており、この日はテキサス州が感染拡大抑制策の段階的な緩和を停止すると発表。アップル (O:AAPL)が26日からフロリダ州の14店舗を再度休業にすると発表したことも市場の懸念材料となった。アップルはこれまでにアリゾナ、サウスカロライナ、ノースカロライナ、テキサス州の一部店舗を休業すると発表している。

原油高が押し上げ要因となり、エネルギー株 (SPNY)は1.9%高。ディフェンシブ銘柄の公益株 (SPLRCU)は1.2%下落した。

個別銘柄では、ウォルト・ディズニー (N:DIS)が0.63%安。米カリフォルニア州のテーマパークとリゾートホテルの営業再開について、州政府の許可を得るまで延期すると24日に発表した。

航空機大手ボーイング (N:BA)は1%安。競合の欧州の航空機大手エアバス (PA:AIR)が生産目標を達成したことが嫌気された。

<金先物> ドル高や換金売りに押され、続落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比4.50ドル(0.25%)安の1オンス=1770.60ドル。

<米原油先物> 景気回復への期待が盛り返し、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.71ドル(1.9%)高の1バレル=38.72ドルとなった。9月物は0.70ドル高の38.91ドルだった。

ドル/円 NY終値 107.19/107.21

始値 107.27

高値 107.45

安値 107.12

ユーロ/ドル NY終値 1.1217/1.1219

始値 1.1206 (EUR=)

高値 1.1231

安値 1.1191

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 95*21.00 1.4291% (US30YT=RR)

前営業日終値 95*08.50 1.4460%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.50 0.6823% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*14.00 0.6840%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.25 0.3304% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*19.38 0.3300%

2年債(指標銘柄) 16時21分 99*28.00 0.1876% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*28.00 0.1880%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 25745.60 +299.66 +1.18 (DJI)

前営業日終値 25445.94

ナスダック総合 10017.00 +107.84 +1.09 (IXIC)

前営業日終値 9909.17

S&P総合500種 3083.76 +33.43 +1.10 (SPX)

前営業日終値 3050.33

COMEX金 8月限 1770.6 ‐4.5 <0#GC:>

前営業日終値 1775.1

COMEX銀 7月限 1789.5 +22.5 <0#SI:>

前営業日終値 1767.0

北海ブレント 8月限 41.05 +0.74 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 40.31

米WTI先物 8月限 38.72 +0.71 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 38.01

CRB商品指数 135.3685 +0.1248 (TRCCRB)

前営業日終値 135.2437 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200625T213247+0000

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