[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデン中央銀行のフローデン副総裁は29日、今後の政策決定会合でどのような決定を下すかは不透明だと述べた。
中銀は今月、政策金利を予想通り0.25%引き上げ4.00%とし、インフレ率を目標の2%に戻すには追加措置が必要な可能性があると表明した。
フローデン氏はプレゼンテーションで「11月から来年初めにかけての会合については、どのような措置を講じるかかなり不透明だ。新しい情報が非常に重要になる」と述べた。
消費者物価の上昇率は着実に低下しているものの、中銀の目標を依然大幅に上回っている。
スウェーデンクローナ安も問題を悪化させる要因になっているが、金利発表後は対ユーロで最安値から上昇。中銀にとっては一定の安心材料となっている。
フローデン氏はインフレ率は正しい方向に向かっているが、若干の懸念が残ると発言。クローナは過小評価されており、クローナ安が問題だと述べた。