🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

日経平均は3日ぶり反落、値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意

発行済 2018-06-22 12:17
更新済 2018-06-22 12:40
日経平均は3日ぶり反落、値がさ株が支えるが主力株の軟調ぶりに注意
4502
-
7270
-
2914
-
5301
-
6758
-
3436
-
8306
-
4004
-
6954
-
9983
-
9984
-
7974
-
7203
-
3938
-
 日経平均は3日ぶり反落。
192.59円安の22500.45円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。


 21日の米国市場でNYダウは8日続落し、196ドル安となった。
米中貿易摩擦への懸念やイタリア政局不安を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。
米経済指標の予想下振れや原油価格の下落も嫌気された。
円相場は朝方、1ドル=109.90円近辺と前日より円高方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて236円安からスタートした。
寄り付き後は為替の円高一服などから売り込まれる流れとはならなかったが、安値圏でもみ合う場面が続いた。


 個別では、トヨタ自 (T:7203)やSUBARU (T:7270)が2%超下落するなど自動車株が安い。

独ダイムラーが米中貿易摩擦の影響から利益見通しを下方修正し、米国市場でもゼネラル・モーターズなどの自動車株が売られていた。
同様に米国市場で半導体関連株が下落したことを受けてSUMCO (T:3436)は3%超安となった。
指数寄与度の大きい銘柄ではソフトバンクG (T:9984)が3%近い下落。
その他売買代金上位では、三菱UFJ (T:8306)などのメガバンク株やファーストリテ (T:9983)、武田薬 (T:4502)、ファナック (T:6954)などが軟調だった。
一方、任天堂 (T:7974)、JT (T:2914)、ソニー (T:6758)などは小じっかり。
一部証券会社のレーティング引き上げが観測された昭電工 (T:4004)が4%近く上昇し、東海カーボ (T:5301)などにも買いが波及したようだ。
LINE (T:3938)は8%近く上昇した。
セクターでは、輸送用機器、海運業、パルプ・紙が下落率上位で、その他も全般軟調。
水産・農林業のみ小幅ながらプラスを確保した。
内需・ディフェンシブセクターが底堅さを見せている。


 日経平均はここ2日とも陽線を付けており、本日も軟調推移ながら5日移動平均線水準まで戻りを試す場面が見られ、底堅さが意識されそうではある。
外部環境の不透明感に対する警戒感が根強い一方で、投資家は「まだ買える株」を求め、足元では業績堅調な内需・ディフェンシブ系銘柄への資金流入が続く。
日銀による上場投資信託(ETF)買い入れも値がさ株を支える。


 しかし、一部の値がさ株が日経平均を支える構図には違和感もある。
株価位置やバリュエーション水準を考慮すると、内需・ディフェンシブ系銘柄も持続可能な株価上昇かどうか慎重に見極める必要があるように思われる。
主力の自動車株や金融株は軟調な展開を強いられており、本格的な相場の持ち直しにはなお時間を要するだろう。
中小型株の一角がレーティング引き上げや提携などのリリースを受けて値を飛ばしており、当面はこうした銘柄に物色が向かいやすいと考えられる。

(小林大純)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます