24日のアジア株式市場はまちまちだが、米中貿易戦争の懸念を受け多くの市場で3週続落が見込まれる。
午後3時16分時点で上海総合指数は0.13%安、深セン総合指数は0.24%安。
一方ハンセン総合指数は0.31%高。日経平均は0.17%安。
総務省が24日発表した4月全国消費者物価指数(コアCPI)は前年同月比0.9%上昇した。これは市場予想通りであり、0.8%上昇となった3月から上昇幅が拡大した。
韓国KOSPIは0.72%安、豪ASX 200は0.55%安となっている。
トランプ米大統領がファーウェイ問題は合意の一環として解決されうると述べたものの米中貿易戦争は依然として緊張状態にある。
「ファーウェイの活動は安全保障や軍事面から見ると非常に危険だ。ただし合意に至るなら、何らかの形でファーウェイも含める可能性がある」とトランプ氏は述べた。現時点では詳細は明らかになっていない。
ファーウェイは今月初旬に輸出管理規則に基づく禁輸措置対象のリスト(エンティティ―・リスト)に追加された。
関係者筋によると、米国は対ファーウェイ制裁を90日延期したものの交渉が行き詰まれば行動を起こすことを決定したという。
一方、中国当局は米国が交渉を決裂させていることを非難し、協議再開前に「間違ったやり方」を改めるべきであると主張した。
現時点ではさらなる協議は予定されていないが、米中両国は6月日本で開催されるG20サミットに参加する見通しだ。