[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を16日に控える中、ドルが対円で2週間ぶり安値に沈んだ。
この日から始まったFOMCでは、米連邦準備理事会(FRB)がコロナ禍の影響を受けている米経済情勢についてハト派的な見方を据え置き、超低金利を今後3年間維持する方針を表明することが予想されており、ドルへの一段の重しとなる可能性がある。
シンク・マーケッツ・ドット・コムの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「FRBは米大統領選に伴う不透明性を懸念しており、金融市場に不必要な混乱を引き起こすことは望んでいない」と述べた。
同時に、BMOキャピタル・マーケッツのグローバル為替戦略主任、グレッグ・アンダーソン氏は、FRB当局者によるドットチャートで「2023年の利上げ予想が示されるかどうかが注目材料」と指摘。「23年の利上げ予想が示されれば、株やコモディティー(商品)は売られ、ドルは上昇するだろう」と述べた。
終盤の取引で、ドル/円
ドル指数 (=USD)はほぼ変わらずの93.062。
ユーロ/ドル (EUR=EBS)は0.1%安の1.1851ドル。ユーロは一時、9月の独ZEW景気期待指数が予想外に上昇したことを追い風に上昇していた。
8月の中国鉱工業生産が8カ月ぶりの高い伸びを記録し、小売売上高が今年初めてのプラスとなったことを受け、人民元
ドル/円 NY終値 105.43/105.45
始値 105.60
高値 105.60
安値 105.31
ユーロ/ドル NY終値 1.1845/1.1848
始値 1.1898
高値 1.1899
安値 1.1840