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米国株式市場見通し:急落前の水準回復で上げ一服、ジャクソンホールで小休止

発行済 2024-08-17 14:26
更新済 2024-08-17 14:30
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*14:26JST 米国株式市場見通し:急落前の水準回復で上げ一服、ジャクソンホールで小休止 来週の米国株は、主要3指数が急落前の7月末の水準まで値を戻したことから、いったんは上げ一服となりそうだ。
8月22-24日の年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に関心が向かい、積極的な売買は手控えられよう。



今回の注目点は、講演にて9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が市場予想25bpと一致するかである。
7月末から8月上旬にかけて急に高まった米景気減速懸念は、その後の経済指標や市場の落着きなどから払しょくされたが、足元の急ピッチな戻りに対する反動などからジャクソンホール会議を材料に様子見姿勢を強めると想定する。
VIX指数は平常時の水準まで低下したことから、市場は落ち着きを取り戻しており、ジャクソンホール会合を巡る過度な警戒感は高まりにくい。
パウエルFRB議長が市場予想通り、9月FOMCでの25bp利下げを明言した場合、市場は安心感を背景に再び景気敏感株を中心に買いを入れると考える。



一方、一足先に下落していた半導体大手エヌビディアは、5日の取引時間中の安値90.69ドルから30%ほど反発。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も、終値ベースでは7月31日以来の水準まで戻している。
8月28日予定のエヌビディア決算に対する期待感は、2月や5月時点と比べてさほど高まっていない。
ただ、期待感が高まっていないなか、想定以上に強い決算となった場合、エヌビディアが6月の史上最高値を上回る展開は十分ありえよう。
主力銘柄の決算発表が一巡したこともあり、8月下旬はエヌビディアの動向に関心が集中しやすい。



経済指標では、21日に週次原油在庫、7月FOMC議事録、22日に週次新規失業保険申請件数、8月製造業/サービス業/総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)、7月中古住宅販売件数、23日に7月新築住宅販売件数などが予定されている。



主要企業決算は、19日に3Dシステムズ、20日にキーサイト・テクノロジーズ、21日にメ―シーズ、ターゲット、アジレント、スノーフレイク、ズーム、22日にダラー・ツリー、バイドゥなどが予定されている。



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