(T:3919) パイプドHD 2419 +401急騰。
先週末に発表した第3四半期決算が好感材料となっている。
累計営業利益は9.1億円で前年同期比3.2倍となっている。
9-11月期も同3倍強の水準となっており、高い収益変化率の持続傾向が確認されている。
主力の情報資産プラットフォーム事業の大幅な売上拡大が好業績の背景になっている。
10月の高値を大きく更新していることで、買い戻しの動きなども強まる形に。
(T:2685) アダストリア 2489 -180大幅反落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は120億円で前年同期比2.1倍となり、通期予想は従来の100億円から120億円に上方修正した。
基幹ブランドの販売回復、「適時・適価・適量」での商品販売の徹底による売上総利益率の改善が業績上振れの背景。
ただ、上半期実績は71.6億円で業績上振れ期待は織り込まれていたこと、9-11月期は同減益に転じていることから、当面の出尽くし感が先行する形に。
(T:9843) ニトリHD 17225 +315続伸。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は845億円で前年同期比8.3%増益、9-11月期が289億円で同30.5%増益となり、上半期の減益から増益に転換している。
先の観測報道値もやや上回った印象。
また、中国における改装店の既存店売上高は2ケタ増になっているとのコメントなどもあり、今後も同じパターンでの改装を拡大するとしており、中国展開への期待も高まる形のようだ。
(T:6136) OSG 2090 -58反落。
先週末に19年11月期の業績下方修正を発表している。
営業利益は従来予想の240億円から195億円に下方修正、増益予想から一転して2ケタ減益となる。
米中貿易摩擦による中国景気減速の影響が響いたもようだ。
第3四半期累計では前年同期比8.8%減益、業績下振れへの懸念はあったものの、下振れ幅は想定以上との見方が優勢になっている。
(T:3050) DCM 1063 -6続落。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は179億円で前年同期比2.9%減、上半期実績の同2.1%減から減益率は拡大。
通期計画230億円、前期比9.5%増益達成に不透明感も。
天候不順や前年の災害需要の反動減などで、園芸用品・建築資材が低調だった。
一方、株主優待制度の変更を発表、従来、DCMブランド商品詰合せまたは社会貢献活動団体への寄付だったが、保有期間に応じた買物優待券に変更した。
(T:8168) ケーヨー 573 +11続伸で高値更新。
先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は6.1億円で前年同期7.4億円の赤字からプラス転換となっている。
9-11月期は3.3億円の黒字、前年同期は7.7億円の赤字であった。
売上は伸び悩んでいるものの、商品入替による粗利益率の改善、店舗オペレーションの見直しなどによるコスト削減効果などで、収益性は高まったようだ。
(T:8848) レオパレス21 355 +3続伸。
大株主の「レノ」など投資会社2社から、社長をはじめ取締役10人全員を解任し、レノ側が推薦する取締役3人を選任するよう求める株主提案を受けたと発表している。
株主提案の議案を諮る臨時株主総会の招集を求める通知を受け取ったようだ。
レノでは、「経営陣に将来を見通す力が欠けている。
大胆な刷新が不可欠と考えた」と提案理由を説明している。
物言う株主が主導する経営再建につながる動きと捉える動きが先行へ。
(T:3053) ペッパー 1259 -35続落。
行使価格修正条項付きの新株予約権を発行すると発表した。
SMBC日興証券を割当先として発行、新株予約権は全て行使されると520万株、発行済み株式の24.74%に当たる。
当初の行使価格は1332円であるが株価に応じて調達額は変化し、発行価格の下限は666円となる。
当初行使価格での最大調達額は69億円、主に借入金の返済と広告宣伝費に充てる計画。
将来的な希薄化をマイナス視する動きが優勢に。
(T:8358) スルガ銀 498 -18大幅反落。
SMBC日興証券ではカバレッジを再開、投資判断を「2」、目標株価を400円としている。
貸出の新規実行額について、会社側では23年3月期にピーク時の半分近くまでの回復を見込んでいるが、ブランド力の回復は楽観できず、会社計画の半分程度と予想。
つれて、中計目標である23年3月期純利益70億円の達成は容易でないと指摘。
なお、SMBC日興証券では24年3月期純利益は赤字転落を予想。