[ワシントン 5日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング (N:BA)のカルホーン会長は5日、墜落事故を起こした「737MAX」機の問題を巡り、取締役会はデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)が「すべて適切に対応した」と確信していると語った。
カルホーン会長はCNBCとのインタビューで、取締役会はミューレンバーグCEOに「全幅の信頼を置いている」とし、「ミューレンバーグ氏がすべて適切に対応したというのがわれわれの認識だ」と述べた。
さらに、ミューレンバーグCEOが週末にカルホーン会長に電話で「737MAX機の運航が完全に再開され、安全な飛行が実現するまで」2019年の賞与もしくは株式での賞与を受け取らない意向を申し出たと明らかにし、「意義深い行動」と評価した。
また、ボーイングが737MAX機の生産ペースを減速する計画はないと語った。
ミューレンバーグCEOは先週、上下院委員会で開かれた737MAX墜落事故を巡る公聴会で証言し、ボーイングが「過ちを犯した」と認めた。しかし、辞任については否定した。