日経平均は4日ぶり大幅反発。
6日の米国市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。
中東情勢悪化への警戒感から一時200ドル超下落したが、引けにかけて上昇へ転じた。
円相場は一時1ドル=108円半ばまで下落し、前日に450円超下落した日経平均も本日は米株高や円安を受けて115円高からスタート。
株価指数先物に海外投資家の断続的な買い戻しが入り、日経平均は後場に23577.44円(前日比372.58円高)まで上昇する場面があったが、現物株の売買はやや盛り上がりに欠けた。
大引けの日経平均は前日比370.86円高の23575.72円となった。
東証1部の売買高は11億5795万株、売買代金は2兆1251億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、精密機器、その他金融業、サービス業、不動産業、陸運業が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。
個別では、ソニー (T:6758)が売買代金トップで3%の上昇。
米見本市に先立ち自動運転車を発表している。
米ゼロックスとの提携解消が評価された富士フイルム (T:4901)は5%超上昇し、一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたHOYA (T:7741)は4%超上昇した。
その他売買代金上位もソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)など全般堅調。
ただ、任天堂 (T:7974)やファーストリテ (T:9983)はやや伸び悩んだ。
象印マホービン (T:7965)は筆頭株主の保有目的変更などを受けて思惑買いが向かい、東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、売買代金上位ではSUMCO (T:3436)が逆行安。
第一三共 (T:4568)も小安く引けた。
豊和工 (T:6203)や石川製 (T:6208)といった防衛関連銘柄、ランニングシューズの競合懸念から売りが続くアシックス (T:7936)、決算が嫌気されたマルマエ (T:6264)は東証1部下落率上位に顔を出した。